地形を創る
 
地形を創る事は、地面に建築を建てるというより、地面が隆起し空間が創られるイメージです。
敷地の持つ力、敷地に作用する力によって形作られ、内包される用途に応じてさらに変形します。

地形は緩やかに連続する骨組みです。
人やエネルギーがスムーズに循環します。
自由に空間を仕切る事で多様な変化に対応できます。

地形は空間の接続部分に新しい用途を与えます。
階段が劇場になり廊下やスロープが展示スペースになります。
地面から続く屋根は登ったり、歩いたり、腰掛けたりできます。

地形は自然環境と共生します。
斜面や緑屋根が新しい風景を創ります。
効果的に断熱し、風を通し、雨水を利用します。

地形は新しい出会い、コミュニケーションを生み出します。
建築と地面を連続させ、内と外をつなぎ、人と自然を結びます。
ARCHITECTURE
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